フィーカから学ぶ、お茶と過ごす丁寧な時間

スウェーデンの“フィーカ”に学ぶ、休むことの大切さ

「フィーカ(FIKA)」という言葉をご存知でしょうか?

「フィーカ(FIKA)」という言葉をご存知でしょうか?
これはスウェーデンで日常的に使われる、いわば“お茶の時間”を意味する言葉です。甘いお菓子やパンなどをコーヒーや紅茶と楽しむスウェーデン独自の習慣(コーヒーブレイク)です。ただし、単にコーヒーやお茶を飲むという行為だけではありません。

「フィーカ」とは、日々の暮らしのなかで人と繋がり、心を整え、自分自身に立ち返るための大切な文化でもあります。

小さな休憩の時間が、私たちの生活にもたらす豊かさは計り知れません。
慌ただしい毎日にこそ、取り入れてみたい「丁寧な休憩」の在り方。

私たち知覧茶専門店YOGŪが掲げる「休憩するきっかけをつくる」というコンセプトとも深く通じ合う、そのフィーカの世界をご紹介します。


フィーカとは?── スウェーデン流の“人生の余白”

フィーカとは?── スウェーデン流の“人生の余白”

スウェーデンの人々にとって「フィーカ」は、仕事中でも、家庭でも、友人とでも、日常のなかでとても自然に取り入れられている習慣です。

職場でのフィーカタイムは当然のように設けられ、コーヒーや紅茶に加え、ちょっとした甘いもの(シナモンロールやクッキーなど)を一緒にいただきながら、他愛もない会話を交わします。

ただの休憩ではなく、「誰かと過ごす」「気持ちをリセットする」「丁寧に自分を労わる」時間。ただ単に時間の長さではなく、その密度にこそ価値があるのです。

これは日本の「お茶の時間」にもどこか通じる感覚がありますよね。
かつて私たちの暮らしの中にも、縁側でほっと一服するようなひとときがあったはず。

でも、現代ではどうでしょうか?

コスパやタイパ、効率を重視した行動が注目されることも少なくありません。
スマホの通知に追われ、効率を求め続けるなかで、そんな時間はいつの間にか後回しにされがちです。

おすすめ記事:お茶と私と、パパパパ


「お茶をいれる」が、自分を整えるきっかけになる

「お茶をいれる」が、自分を整えるきっかけになる

私たちYOGŪは、「お茶」にそんな“余白の文化”を取り戻す可能性があると信じています。
急須を出してお湯を沸かし、お茶をいれる。
ただそれだけの行為ですが、そこには自然と“間”が生まれます。

・お湯が湧く音に耳を澄ます
・茶葉を淹れる
・茶葉の香りを楽しむ
・茶葉の広がる様子を楽しむ
・湯呑を手に取り、ほっと息をつく

それは、フィーカと同じように「日常を立ち止まって味わう」時間。
誰かと一緒に過ごすこともあれば、自分一人をいたわる時間でもある。
そんな“きっかけ”を、お茶を通じて提供したいと、私たちは考えています。


マイ・フィーカタイム、はじめてみませんか?

マイ・フィーカタイム、はじめてみませんか?

フィーカは、豪華な道具や特別な場所が必要なわけではありません。たとえば、仕事の合間にお気に入りのグラスで冷茶をひと口。

夜、子どもが寝静まったあとに、茶葉を蒸らして丁寧にいれた煎茶を少しだけ。

そんな小さな習慣から、自分の「マイ・フィーカ」をはじめてみるのはいかがでしょうか?

ポイントは、「ただ休む」ではなく「心でゆっくり味わう」こと。
時間に追われているときほど、ゆっくりとお茶をいれることで、逆に頭や気持ちがすっきりすることがあります。

私たちが提供している茶葉やティーバッグ、そして「一服」という発想も、すべてこの“休憩のきっかけ”としての機能をもたせています。香り、温度、器の手ざわり──五感を通して、自分を取り戻すような時間。


忙しいからこそ、「休む習慣」を

忙しいからこそ、「休む習慣」を

日本人は「がんばりすぎてしまう」ことが美徳とされがちです。でも、心や体を整えるには、まず「休むことを許す」ことが大前提。

フィーカのように、休憩を“文化”として生活に根づかせることで、働くと休むのメリハリ・持続可能な働き方・暮らし方ができるようになります。

YOGŪのコンセプト「休憩するきっかけをつくる」は、そんな価値観の転換を目指しているのかもしれません。

ただお茶を売るのではなく、「自分を大切にする習慣」を届けたい。

お茶が、そして“フィーカ”という考え方が、その小さな入口になりますように。

おすすめ記事:「3分でととのう」忙しい人のための、茶と呼吸のリセット術


最後に:あなたにとっての「一服」は?

最後に:あなたにとっての「一服」は?

フィーカがスウェーデンの人々にとって生活に欠かせない文化であるように、「一服」もまた、私たち日本人が大切にしてきた美しい時間です。あわただしい毎日だからこそ、自分なりの“フィーカタイム”を見つけてみてください。

それはきっと、心の余白を取り戻す最初の一歩になるはずです。

RuffRuff Apps RuffRuff Apps by WANTO
ブログに戻る
RuffRuff App RuffRuff Apps by Tsun

おすすめ商品

1 5