そろそろ『年末年始』が到来 自分らしくゆるく過ごそう
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年末年始をゆっくり休めるようにするために、12月を駆け抜けようとしている人も多いのではないでしょうか?
あれもこれもと、全てをこなそうとする私たちですが、力を上手に抜きながら、無理なく過ごしていきたいものです。
今回は、クリスマス・大晦日・お正月のイベントのルーツや、オススメの過ごし方をご紹介していきますので、自分らしくゆったりと過ごせるヒントを見つけてみてくださいね。
3大イベントのルーツを知る
クリスマス
1552年の安土桃山時代。
歴史上の人物として有名なフランシスコ・ザビエルが、日本で初めて「クリスマス」を祝うお祭りを開催したことが、そのルーツとされています。
その後、キリスト教が禁止されてしまったり、戦時中に自粛を余儀なくされたりと、歴史のあおりを受けますが、戦後には再び普及します。
ちなみに、国によっては宗教などの違いが理由で、クリスマスがないこともあります。
大晦日
旧暦では、毎月の最終日を「晦日(みそか)」と言い、それが1年の最終日を指すために「大」がついて「大晦日」となっています。
諸説ありますが、平安時代には、穀物の神様である「年神様(としがみさま)」を自宅に迎え入れる慣習があったとされ、これがルーツの1つと考えられています。
今でも大晦日には夜更かしをする傾向がありますが、「年神様を夜通し寝ないで待つ」という当時の慣習が影響しているのでしょう。
お正月
お正月のルーツも、先に述べた「年神様」に関係しており、自宅を訪れる年神様に感謝し、1年の始まりをお祝いするための期間とされています。
飾り物の鏡餅や門松も、年神様を迎え入れることが本来の目的です。
お年玉は、今では子どもへのお小遣いとして渡すことが一般的ですが、当時はお金ではなく「お餅」を渡していたのだとか。
もともとの漢字は、御歳魂。
年神様の魂が込められている鏡餅を分けていただく習わしがあったようで、存在の偉大さを感じさせますよね。
年末年始、どう過ごす?
クリスマスは、特別感を大切に
2024年のクリスマスは、クリスマスイブ・クリスマスともに平日なので、お仕事の人が大半かもしれません。
しかし、いつもどおり自宅で過ごしながらも、工夫次第では十分特別感に浸ることができますよ。
クリスマスのBGMをかけて、まずは雰囲気を演出してみましょう。
見慣れた空間でも、心地のよい音楽があるかないかで、気分がガラっと変わります。
食事もいつもより奮発して、自分が好きなごちそうを思いのままにいただきましょう。
クリスマスの定番に縛られる必要はなく、和食や中華などももちろんOKです。事前にお取り寄せや予約をしておけば、平日でも無理なく楽しめそうですね。
大晦日は、頑張った自分を癒して
仕事納めをした後は、1年を無事にやり遂げたという達成感でいっぱいになりますよね。
もちろん、年越しに課題が残っている状態の人や、仕事柄あまりお休みが取れない人もいるかもしれません。
だからこそ、限られた貴重な時間を大切に、まずは自分を癒すことに専念してほしいものです。
こたつに1日中埋もれたり、自宅で長風呂を満喫したりしながら、何をするわけでもない、余白の時間を取りましょう。
もしくは、気を遣わずに素の自分でいられる相手と年越しをするのも、よい1年の締めくくりとなりそうです。
ちなみに筆者は、2匹の愛猫を見習って、食う寝る遊ぶを存分に楽しもうと企画中です。
お正月は、新年の抱負も考えながら
ゆるゆるとした時間をしっかり取った後は、少しずつ新年の抱負を考え始めましょう。
しかし、あまりにも壮大な内容だと、自分がキャパオーバーになって疲れてしまう可能性もあります。
「行動してみたらできそうなこと」に絞って設定した方が、ハードルはぐっと下がりますし、小さな達成感が積み重なると、自然に前向きな気持ちになれるでしょう。
ジャンルに囚われずに、TODOリストのように書き連ねてみてはいかがでしょうか?例:本を毎月3冊読む、週に1回は急須で茶を淹れる
すぐに行動に移せないからといって焦る必要はありません。
自分のペースを尊重しながら、ジワジワと心の奥深くに働きかけていきましょう。
食べすぎたらお茶で整えよう
年末年始は魅力的なごちそうに惹かれて、ついつい食べすぎてしまうこともあるでしょう。とはいえ、せっかくの楽しい時期に我慢ばかりするのは寂しいものです。
そんなときは無理をせず、お茶で体を整えてみませんか?
お茶に含まれる「カテキン」は、肥満予防やコレステロール値の上昇抑止に役立ちます。あえて熱いお湯で淹れると、カテキンがより多く抽出されます。
さらに、胃の調子を整え、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。
写真はYOGŪで販売されている深蒸し茶「一服」。
深蒸し茶は、通常の煎茶より蒸す時間が長いことから、茶葉が柔らかく、カテキンが多く溶け出されることが期待できます。
まとめ
日本のクリスマスや大晦日、お正月は、旧暦の時代から続く年末年始の恒例イベントです。
戦時中にはクリスマスの自粛ムードもありましたが、戦後には再びその文化が息を吹き返しました。
現代では、伝統的な慣習にとらわれず、自分らしい過ごし方を選ぶ人も増えています。
仕事納めや大掃除で年末の忙しさが増すなか、全て「〇〇をしなければ」と思い詰めてしまうと、せっかくのイベントも十分に楽しめなくなってしまうかもしれません。
肩の力を抜きながら、1年の締めくくりと新たな年の始まりを、心穏やかに迎えてみてはいかがでしょうか?