緑茶で叶える、秋の美容とストレスケア
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紅葉のニュースが聞こえ始めたこの頃。
季節の移ろいは、多くの人に変化が表れるタイミングです。
暑さから解放されて活発になる人もいれば、夏とは違った不調に悩む人もいますよね。
そんなデリケートな時期を心地よく過ごす手助けをしてくれるのが、1杯の緑茶。
この記事では、緑茶がもたらす美容とストレスケアの力を紐解いていきます。
季節の変わり目に感じがちな“秋バテ”とは

ようやく今年も秋めいてきましたが、昼と夜の寒暖差は大きめ。
私たちの身体をコントロールしている「自律神経」は気温の変化に敏感で、順応しようとするうちにバランスを崩してしまうことがあります。
その結果、だるさや頭痛など、何らかの不調が起きやすくなるのです。
特に更年期の女性は、ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすく、30代後半〜40代前半のプレ更年期世代も注意が必要です。
空気の乾燥で肌荒れもしやすく、気持ちまで落ち込んでしまいますよね。
さらに「食欲の秋」でつい食べすぎてしまい、胃腸に負担がかかることも。
YOGŪのスタッフからも「朝からつい食べすぎてしまう」との声がありました。
不調に目を背けてしまう人も多いかもしれませんが、日常的に体を労わることは大切。
身近な飲み物「緑茶」で、今日からできるセルフケアを始めてみませんか。
緑茶で叶える、美容とストレスケア
緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化・脂肪燃焼・抗ウイルスの大きく3つの効果が期待できます。
さらに、心を落ち着かせるテアニンや、美肌作りに欠かせないビタミンCなども含まれており、飲むだけでさまざまなサポートが叶います。具体的に見ていきましょう。
1.紫外線ダメージを労わり美肌をつくる【カテキン・ビタミンC】
夏に浴びた紫外線は、秋になってからも肌に影響を残しています。
そこで役立つのが、緑茶にたっぷり含まれるカテキンとビタミンC。
抗酸化作用によって、シミやくすみの原因となる活性酸素を抑え、透明感のある肌に導いてくれます。
日常的に飲むことで、日焼けによるダメージを軽くしてくれるとも言われています。
「秋だから紫外線はもう平気」というのではなく、秋だからこそ意識することが大切です。
また、通常ビタミンCは「熱に弱い」とされていますが、緑茶のビタミンCは特別。
カテキンに守られることによって熱で壊れにくくなり、温かいお茶のままでもしっかり摂取できます。
2.心をふっと軽くさせる【テアニン】
緑茶のうまみ成分であるテアニンには、リラックスをもたらす作用があり、摂取すると「アルファ波(心が落ち着いているときに出る脳波)」が現れることが分かっています。
忙しい1日の区切りに1杯のお茶を淹れて深呼吸をすると、気持ちが和らぐきっかけに。
張りつめた心をほどくために、仕事や勉強のおともに取り入れてみましょう。
味だけでなく、香りも一緒に楽しむのがおすすめ。
玉露やかぶせ茶の場合は「覆い香」と呼ばれる海苔のような香りが、煎茶は青葉の爽やかな香りが広がります。
香りの違いを感じることも、小さな気分転換になりそうです。
3.食欲の秋も体重サポート【カテキン】
美味しいものが食卓に並ぶ秋は、つい食べすぎてしまいがち。
そんなときもカテキンの出番です。
脂肪の燃焼をサポートし、特に食事中や食前に飲むとより効果的。
「血糖値スパイク」と呼ばれる血糖値の急上昇をゆるやかにし、肥満の予防ばかりか、食後の眠気防止にも役立つ心強い存在です。
カテキンを濃く抽出したい場合は、熱いお湯で淹れるのがポイント。
ただし、緑茶にはカフェインが入っていますので、ホットフラッシュ(ほてり・発汗)や不眠の傾向がある場合は、量を控えると安心です。
4.季節の変わり目の体調管理にも【カテキン】
実は2025年は、過去20年の中でも2番目に早くインフルエンザの流行期に入った年。
筆者の知り合いにも、既にインフルエンザにかかってしまった人がおり、身近な病だと改めて実感しています。
予防接種はもちろん大切ですが、身体を内側から守るケアとしても頼れるのが緑茶です。カテキンには抗ウイルス作用もあり、体を外敵から守る働きが期待できます。
その際、一気に飲み切るというよりは「こまめ」に摂取するのがよいでしょう。
さらに昔から親しまれてきた方法に「お茶うがい」があります。
のどの粘膜を保護することで、ウイルスの侵入を防ぎます。お子さまと一緒に、帰宅後の新しい習慣として取り入れてはいかがでしょうか。
義務感ゼロ!美味しく緑茶を飲む秘訣
1.その日のコンディションに任せる
緑茶の健康効果を知ると「毎日飲まなきゃ!」と義務感にとらわれてしまうかもしれませんが、それでは続きません。大切なのは、ルールにして自分を縛らないことです。
体が求めるときに飲む、そんなゆるいスタンスでいる方が、美味しさも格別になります。
「緑茶をわざわざ淹れるのが億劫・・・」「今日は緑茶よりコーヒーが飲みたい」そんな日があっても大丈夫です。
一説では、腸内細菌が食べたいものに影響を与え、そのとき必要な栄養素を自然に選んでいるとも言われています。
ただの気分ではなく、体が本当に求めているサインなのかもしれません。
関連記事:お茶と私と、お茶を飲みたくない時
2.お気に入りのカップを使う
緑茶には湯呑み?いいえ、お気に入りのマグカップで飲んでももちろんOKです。
見て触れることで心がときめけば、いっそう美味しいお茶の時間になりますよ。
強いて言うなら「グラスの厚み」にはこだわった方がよいかもしれません。
中央大学の研究によると、グラスが厚いと「甘味」を、グラスが薄いと「苦味」を感じやすいのだとか。
実際、筆者も半信半疑で試したところ、本当に味に変化が感じられて驚きました。
軽やかに飲みたいときは、薄めのグラスを選んでみてはいかがでしょうか。
3.秋の味覚とペアリングする
緑茶は秋の味覚とも相性抜群です。
たとえば「さつまいも」は、緑茶のやさしい甘みとコクによく合います。
緑茶と同じくビタミンCがたっぷり含まれており、加熱しても壊れにくいのが特徴。
つまり、緑茶×さつまいもは、ビタミンCを美味しく摂れる最強コンビなのです。
筆者は先日、朝から近くの市場で「さんまの塩焼き定食」をいただきました。
焼き上がるまでの待ち時間さえも愛おしく、温かい緑茶が見えた瞬間に思わず心の中でガッツポーズ。
緑茶はそれぞれの素材のよさを守りながら、全体の味のバランスを調和することに優れています。
4.季節の行事に合わせて「お茶時間」を彩る
季節の行事を楽しむときこそ、お茶の種類を変えてみましょう。
緑茶以外では、YOGŪで取り扱っているしょうが和紅茶「余白」もおすすめ。
茶人イチ押しのペアリングは「月餅×しょうが和紅茶」
中秋節の伝統的なお菓子「月餅」のホロッとした皮としっとりした餡、それだけだと少し重たく感じる口の中をさっぱりと整えてくれます。
ピリッとする生姜のおかげで、栗餡の甘さもほどよく引き締まるのだそう。
2025年の中秋節は10月6日でしたが、前後の期間もお祝いムードは続きます。
この季節ならではのティータイムを、ぜひお楽しみください。
関連商品:余白|しょうが和紅茶
まとめ
季節の変わり目にゆらぎやすい心と体を、やさしく整えてくれる緑茶。
美容やストレスケアに役立つだけでなく、秋の味覚や暮らしに寄り添います。
義務ではなく「自分をいたわる時間」として楽しむことで、無理なく続けられる緑茶習慣になるでしょう。
温かい1杯に癒されながら、この秋を健やかにお過ごしください。





















































