十茶十色なお茶の品種
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実は、お茶の品種は100種以上もあるんです。そして年々増えています。お米やコーヒー豆のように、お茶も品種によって「香り」「水色(すいしょく)」「味わい」が異なります。
知覧茶は日本茶の市町村別生産量日本一を誇ります。その中で今回は知覧で栽培される主な品種についてご紹介します。YOGŪでも取り扱う商品にも使われています。YOGŪが取り扱うお茶の品種は「やぶきた」「さえみどり」「ゆたかみどり」です。味・色・香りのバランスが良くなるようブレンドしています。
写真は左から、やぶきた・さえみどり・ゆたかみどりです。
それでは品種について紹介します。
お茶の皆様、どうぞ〜
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THEお茶「やぶきた」
全国で広く栽培されている品種。全国の茶畑の約75%以上を占め日本を代表する品種です。やや渋味がありながらも、高い香りと甘味や旨味が感じられるバランスの良い味わいが特徴と言われています。収穫量・品質ともに日本茶を支えるTHEお茶です。
- バランスの良さ
- 高い香り
- 豊かな滋味(じみ)
- 甘味
- 旨味
関連記事:第77回 全国茶品評会 審査結果
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お茶のサラブレッド「さえみどり」
THEお茶「やぶきた」と天然玉露と言われる「あさつゆ」を交配した中から選別された*早生品種です。鹿児島県枕崎市生まれです。外観は鮮やかで冴えた緑色で、甘味うま味が強く、少ない渋みと上品な香りが特徴です。鹿児島を中心に九州各地で栽培されています。
*茶葉の摘み採り(摘採)の時期が早い「早生(わせ)品種」
- 鮮やかで冴えた水色
- 甘み
- 渋みが少なく旨味が強い
- 上品な香り
- ケルセチン成分(血液サラサラ)
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パワフルな「ゆたかみどり」
やぶきたに次いで栽培面積が多い品種。温暖な気候での栽培に適しているため、ほとんどが鹿児島県で栽培されています。カテキンの含有量が多く、濃厚な緑色とほろ苦い味わい、力強いコクが特徴です。煎茶として多く飲まれています。茶葉の摘み採り(摘採)の時期が早い「早生(わせ)品種」です。深蒸しにすることでまろやかな味わいにしています。
- 濃厚な緑色
- ほろ苦い味わい
- 力強いコク・苦味
- エピガロカテキン(免疫力UP)
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別名 天然玉露「あさつゆ」
渋みが少なく甘みとコクが特徴です。アミノ酸を多く含み鮮やかな水色。穀物のようなこうばしい香りがあります。お茶の渋みが苦手な方にもおすすめの品種です。鹿児島を中心とした九州一帯と静岡で栽培されています。温暖な気候に適していることから、鹿児島県南九州市(知覧茶)だけで、全体の約40%ほど生産されています。
- 濃厚な旨み
- 強い甘み
- コク
- 控えめな渋み
- テアニン(リラックス効果)
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まとめ
いかがでしたでしょうか。茶葉を品種で選ぶ機会はあまりありませんが、品種や茶農家さんの特色を活かした、単一品種(シングルオリジン)で販売されているサイトもあります。興味のある方は品種ごとの違い、そして合組(ブレンド)をしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:お茶のブレンド 合組(ごうぐみ)とは?
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知覧茶の単一品種(シングルオリジン)が買えるオススメのお店
知覧茶専門店 KOIGOI
- シングルオリジン(単一品種)知覧茶ご案内
- 単一品種 知覧茶 やぶきた
- 単一品種 知覧茶 あさつゆ
- 単一品種 知覧茶 さえみどり
- 単一品種 知覧茶 ゆたかみどり
- 単一品種 知覧茶 つゆひかり
- 単一品種 知覧茶 かなやみどり
- 単一品種 知覧茶 あさのか