「マインドフルネス」をするコツ 猫を見習うのもあり?
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段々と涼しくなり、落ち着いた季節に変わってきましたね。
温かいお茶が一層美味しく感じたり、虫の音色が聞こえてきたり、心地よい気分に浸ることができます。
自分の今の心と体に向き合うことにもぴったりな季節こそ「マインドフルネス」を取り入れてみませんか?
現代では、同時並行作業である「マルチタスク」を意図せずとも行っていますよね。しかし最近では、1つのことに集中する「シングルタスク」の方が、実は効率的という声が上がってきている側面もあり、マインドフルネスはそのような意味でも大切なんですよ。
これからお届けする内容は、マインドフルネスを専門的に解説するものではありません。YOGŪらしいゆるさをプラスしたコツをご紹介していきますので、ときには「猫」をお手本にしながら実践してみましょう。
マインドフルネスは、怪しいものではない
マインドフルネスという言葉を初めて聞いたとき、どのような感想を持ちましたか?筆者は「なんだか怪しくない?」という率直な感想を抱きましたが、それは誤解でした。マインドフルネスを一言で簡単に表すならば、今この瞬間に集中すること。呼吸法を使った瞑想などが一般的で、今や企業の研修においても取り入れられているのだそうです。
1つの物事に向き合うことで、集中力が向上する、自分の些細な心の動きを察知できるようになるといった、ポジティブな成果が生まれると考えられています。
マインドフルネスには様々な定義があり、正解がないとも言われています。
次にご紹介するコツも「こんなやり方もありなのか!」「自分はもっと本格的な方が好きだな」と自由に受け止めてみてくださいね。
マインドフルネスをするコツ
自分のオリジナルを見つける
➀ブラシの感触を意識しながら、髪を梳かす【取り入れやすさ難易度★☆☆☆☆】ブラシが髪をすーっと通っていく感触を意識しながら、丁寧にお手入れすると、髪の毛を自然と労わる気持ちが生まれてくるかもしれません。
➁爪を切る音に耳を傾ける【取り入れやすさ難易度★☆☆☆☆】
面倒にも感じやすい爪切りですが、パチッパチッという音に耳を傾けると、無心になれる気がしませんか?
➂パソコンタイピングの指先に意識を向ける【取り入れやすさ難易度★★☆☆☆】
1つひとつのキーを押す感触に意識を向けましょう。筆者も実際やってみたところ、Enterキーを押す瞬間に、心地よい区切りを感じました。
➃1つの呼吸を数える【取り入れやすさ難易度★★★☆☆】
人間の生命維持に欠かせない呼吸。吸う、吐く、それぞれの動作を心の中で数えてみます。どんよりした気分を切り替える助けになってくれるかもしれません。
➄丁寧にお茶を淹れる【取り入れやすさ難易度★★★★☆】
日本茶であれば、急須や専用のドリップバッグを活用し、徐々に抽出されてくる艶やかな緑を愛でましょう。コーヒーなら、コーヒーミルや焙煎機を使って、豆から挽いてみるのも素敵ですね。
➅丁寧に手紙を書く【取り入れやすさ難易度★★★★★】
現代は、メールやSNSを使って気持ちを届けるのが主流ですが、誰かにプレゼントを送るときなどは、一言でもよいので手紙を添えてみませんか?1人の相手のことを見つめる大切な時間になってくれそうです。
静かな場所を選ぶ
集中力を欠いてしまうような場所では、つい他の考え事をしてしまい、今起きている目の前のことに向き合いにくくなります。できればプライベートが保てる自宅で行うようにしましょう。
もちろん、カフェなどの雑音が心地よく感じる人もいるかと思いますので、自分が集中できる環境であればOKです。TPOを意識することは忘れないでくださいね。
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猫を見習うのもあり?
猫と一緒に暮らしていると、目の前のことに集中しているように見える瞬間に、数多く遭遇します。
写真は、毛づくろいに集中している2匹の猫と、その2匹を観察している1匹の猫です。2匹は毛づくろいに、もう1匹は観察に集中していることが伺えます。
飼い主に対する姿勢も同じで、甘えたいときには甘え、1人でいたいときには静かな場所に移動するというスタンスなんですよ。
猫はよく「自由気まま」と言われていますが、視点を変えてみると、単に1つのことに集中しているだけで、むしろマインドフルネスのお手本のように見えてきませんか?
まとめ
マインドフルネスにはさまざまな定義がありますが「今、この瞬間に集中すること」が、共通認識と言えるでしょう。
日常の中にもマインドフルネスできる瞬間があるので、自身の身体のケア、家事、誰かに思いを届ける瞬間に、ぜひ実践してみてください。
目の前のことに全集中することが得意な猫も見習いながら、決して無理をせず、ゆるゆると行うことで、自然と気持ちが整っていくことを感じられそうです。