来年はどんなティータイムにする?私だけの茶葉と茶器の選び方

来年はどんなティータイムにする?私だけの茶葉と茶器の選び方

そろそろ「来年こそは!」と抱負を考え始める時期。
抱負というと、運動やキャリアアップなど、大きな目標をイメージしがちかもしれませんが「日常をちょっと豊かにする習慣」も立派な抱負です。
そこで来年は、いつもの「ティータイム」を見直してみませんか?
茶葉や茶器を選びながら、一緒に理想の一杯を思い描いていきましょう。

 

まずは理想の一杯を思い描こう

理想の一杯を思い描くことは、あなたがどんな暮らしを大切にしたいのかを知るきっかけにもなります。
例えば筆者が思い描いたのは、窓辺でくつろいでいる愛猫に話しかけながらゆっくり味わう一杯。
大好きな愛猫とふれあうこと、時間の流れをゆったり感じるひとときこそが、自分の心地よさなのだと気づきました。

スタッフにも聞いたところ「自分のためというより、誰かのために淹れる一杯が癒しになる」という声が。
料理と同じように、その先に「誰か」の存在を感じながら淹れると、自分も美味しく満たされるのでしょう。

なかには「水のように自然に飲んでいる」という上級者も。
あなたにとって心地よい一杯は、どんなときに生まれそうでしょうか?

 

茶葉はどこで買える?初心者でも選びやすい購入先3つ

1.オンライン:じっくり吟味したい人

お家にいながら、どこの産地からもお取り寄せできるのが魅力です。
「買ってみて、もし好みに合わなかったらどうしよう・・・」と気になる人もいるかもしれませんが、最近では少量でお試しできるセットを販売するショップも増えています。
始めから自分の感覚だけで選ぶことは難しくても、届いたお茶のなかから相性のよい一杯を見つけていく楽しみも。
お気に入りが見つかれば、次からはその商品を選んでポチっとするだけ。
忙しい日々でも無理なく続けられるよさもあります。

2.専門店:プロの声を直接聞きたい人

専門店でお茶を購入するという選択肢もあります。
筆者は以前お茶の専門店を取材したことがありますが、お茶への愛情はもちろん、その先にいる生産者さんの想いまで丁寧に説明していただき、思わず聞き入ってしまいました。

とはいえ「専門店で買ってみたいけれど、どこに行ってみたらいいの?」と迷ってしまう人も多いはず。
そこで今回は、農林水産省が公開している「チャチャっとお茶生活キャンペーン」掲載店の情報をもとに、一部をご紹介します。

京都の老舗茶舗「福寿園」さんや、お茶をふりかけに加工・販売している福岡県の「お茶の芳香園」さんなど、全国には個性あふれる専門店が多数あります。

ありがたいことにYOGŪも知覧茶専門店として掲載いただいております。
気になった方はぜひ覗いてみてくださいね。

【出典】農林水産省ウェブサイト「チャチャっとお茶生活キャンペーン」
リンク:お茶をはじめてみよう「チャチャっとお茶生活キャンペーン」:農林水産省

※当該ページをもとにご紹介しています。

3.スーパー:いつもの場所で購入したい人

農林水産省が行ったアンケート調査から、お茶の購入先として「スーパー」を選ぶ人が半数を占めることが明らかになっています。
「いつものお買い物のついでに、気兼ねなく購入したい」ニーズが強いことが伺えます。
筆者自身も、忙しい日や「とりあえず飲みたい」というときには、大容量のティーバッグを選ぶことがあります。
「普段惜しみなく飲めるお茶」としてストックしておくことで、気負わずにお茶習慣を続けられるのが魅力です。

 

茶葉を選ぶときの素朴な疑問

Q1. お茶屋さんに行ったら、何か買わないといけない?

そんなことはありません。お店の方も「納得して選んでほしい」と考えていることがほとんど。気になることは、気軽に尋ねて大丈夫です。

Q2. 高級なお茶はやっぱり美味しいの?

緑茶にもさまざまな種類があり、そのなかでも高級茶として知られているのが「玉露」です。
玉露は日光を遮るための被せをするなど、手間と時間をかけて育てられています。
その分、濃厚な旨味や甘味が楽しめる上品な味わいが特徴です。
ただし「高級=誰にとっても1番美味しい」とはかぎりません。
手頃な価格の「番茶」は下級茶と言われますが、苦味がない分、かえって飲みやすく感じる人もいるのです。

Q3. スーパーのお茶と専門店のお茶、味はそんなに違う?

違いが出やすいのは、鮮度。
スーパーは大量仕入れをすることが多いのですが、専門店のお茶は産地直送や生産者から直接買い付けをしていることも多く、商品回転率も早い傾向にあります。
目利きされた新鮮な香りや風味を楽しみたい人には、専門店のお茶もおすすめです。

Q4. 茶葉の正しい保存方法を知りたい

開封後のお茶は「保存方法」が命です。
袋のままセロテープで仮止めしている人も多いかもしれませんが、実は風味が落ちやすい状態・・・!
開封後は「茶筒」に密閉し、未開封のものは「冷蔵庫」で保管するのがおすすめです。
関連記事:美味しいが続くお茶の保存方法

 

見出し:茶器は「ときめき」と「機能性」を重視して

1.汲み出し茶碗

少量で楽しむ玉露や煎茶に向いています。口が広がった形状なので、熱をほどよく逃がしてくれるのが特徴です。
お茶の水色も綺麗に見えやすく、特に白い茶碗は緑が鮮やかに映えるでしょう。
お茶を淹れた瞬間に立ち昇る香り、美しい色、ほどよい温度感をバランスよく楽しめます。

Episode|結婚当時に母から贈られた思い出の品。あれだけ「使わない!」と言い張っていた茶たくも、毎日愛用しています(写真は筆者の私物)

2.湯呑み茶碗(筒茶碗)

縦長で、熱を逃がしにくい構造になっています。回転寿司ではおなじみのシルエットですよね!
熱々を楽しむのにぴったりで、ほうじ茶や玄米茶との相性抜群です。

Episode|厳密には筒茶碗とは言えないかもしれませんが、北欧デザインの茶碗がお気に入りです。普段は玄米茶を飲むときに使うことが多いのですが、使いやすいかたちなのでそばつゆ入れにも活用中です(※写真は私物ではありません)

3.ガラスの茶器

ガラスは透明感が最大の魅力です。新茶や冷茶の鮮やかな色を引き立ててくれます。
夏場やリフレッシュしたいときの一杯におすすめですよ。

Episode|筆者の住む福島県には進出していない、某雑貨店で見つけた取っ手付きの茶器です。手にちょうど収まるサイズ感がたまらなく愛おしいです(写真は筆者の私物)

 

心地よいティータイムを継続するコツ

お茶を飲む前の準備も、ティータイムの大切な一部
「今日のお茶は何にする?」「いつもは使わない、おもてなし用の茶碗にしてみようかな」そんなふうに、自分を心地よくさせる工夫をプラスしてあげましょう。

意外なことに、お茶を飲む理由は「リラックスしたいとき」だけではありません。
「今なら、きっと美味しく感じられそう!」と、心と体が整っているタイミングに飲む人もいるのだとか。
あなたはどちらのタイプでしょうか。
自分の“飲みたい気持ち”に素直になることで、無理なくティータイムを続けられるのかもしれません。

そして、せっかくお茶をゆっくり楽しむなら、その時間が途切れない工夫も大切です。
スタッフから聞いて「なるほど」と感じたのが、あらかじめ必須グッズを手の届くところにセットしておくこと。
読みたい本や書き物、テレビを見るためのリモコンなどを準備しておけば、席を立つことも減り、気持ちもすっと落ち着きます。 


まとめ

来年のティータイムを、さらに安らぎのひとときにアップデートするために、あなたの思う理想の一杯を見つめ直してみませんか?
飲みたいタイミング、飲みたいお茶の種類、お気に入りの茶碗など、どんな工夫が気持ちをときめかせるのかを想像してみましょう。

お気に入りの飲み方が見つかったら、ぜひ身近な人にもシェアを。
自分へのご褒美と同じくらい、あるいはそれ以上に、誰かのために淹れる一杯はきっと特別な味わいになるはずです。

 

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