煎茶の香りと旨味を引き出す淹れ方 - 知覧茶専門店 YOGŪ

煎茶の香りと旨味を引き出す淹れ方

「煎茶の香りと旨味を引き出す淹れ方」

 

煎茶の風味や香りを最大限に楽しむための3つのポイントをご紹介します。人それぞれ味や香りの感じ方が違うので、これが正解!というわけではありませんが、押さえておくと良いポイントですので、ぜひ参考に!

 

 

【ポイント1:お湯の温度】

煎茶を淹れる際に重要なのは、お湯の温度です。煎茶は、お湯の温度が高すぎると苦味が出やすくなり、逆に低すぎると風味が引き立ちません。適切な温度は、約70℃くらいです。沸騰させたお湯を一度冷ましてから使うと、温度を調節しやすくなります。温度設定付きのポットがあると調整しやすいですね。(欲しい!)
 

【ポイント2:お湯と茶葉の量】

次に、お湯と茶葉の量に注目しましょう。一般的な煎茶の淹れ方では、1人分につき茶葉を約3〜5g使用します。茶器(急須など)に茶葉を入れた後、お湯を注ぎます。お湯の量は、茶器の大きさや好みによって異なりますが、基本的に茶葉が十分に浸る程度のお湯を注ぐことがポイントです。ひとりあたり100~200mlぐらいのお湯が目安です。
 

【ポイント3:浸出時間】

最後に、浸出時間です。煎茶の場合、一般的には30〜60秒程度の浸出時間が適しています。茶葉が細かく挽かれているため、短い時間で風味を引き出すことができます。時間が長すぎると苦味が強くなるので注意が必要です。
 

【+追加ポイント!】

🍵煎茶はできるだけ新鮮な茶葉を使用しましょう。茶葉の風味は保存状態によって変化します。
🍵複数の湯のみに注ぐ場合は、量や味が一定になるように廻し注ぎをしましょう。
🍵二煎目も美味しさを引き出すために、一煎目のお茶は残さずしぼりきりましょう。フタをずらしておくのもポイントです。(蒸らさないようにするためです)
二煎目の抽出時間は必要ありません。一煎目との味や香りの違いをお楽しみください。
 

 

【温かいお茶を飲むメリット】

🍵身体が温まる
温かいお茶を飲むと、体が温まり血行が良くなります。血
行が促進されると、身体の冷えが改善され、体温が上が
ります。

🍵リラックス効果がある

温かい煎茶を飲むと、リラックス効果が期待できます。煎
茶に含まれるテアニンは、精神を落ち着かせる作用があ
るためです。テアニンには、ストレスを軽減し、不安を解
消する効果もあるとされています。

🍵健康に良い
煎茶に含まれるカテキンには、抗酸化作用や抗菌作用が
あります。抗酸化作用には、老化を防ぐ効果があり、抗菌
作用には、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防す
る効果があるとされています。カテキンは、茶畑に覆いを
する(被覆栽培)玉露や抹茶に比べて、煎茶が多くなり
ます。

 

【まとめ】

 煎茶の淹れ方には温度、茶葉とお湯の量、浸出時間のポイントがあります。これらの要素をバランス良く調整することで、自分好みの美味しい煎茶を楽しむことができます。初心者の方でも取り入れやすいポイントですので、ぜひ試してみてください。お茶の香りと共に、至福のひとときをお楽しみください。

 
ちょっと身体冷えたなぁと感じたら、温かい煎茶を飲ん
で、身体も心も温まりましょう。 
まずは一杯。そして最後の一滴まで。
 
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