お茶と私と、出張と - 知覧茶専門店 YOGŪ

お茶と私と、出張と

どこに行ってもお茶が心を落ち着かせる

出張へ行く時に必ず持っていくアイテムはあるでしょうか。仕事道具はもちろん、普段使っているコスメやスタイリング剤、プライベート用の靴やパジャマ、常備薬やサプリなど、宿泊する日数や場所にもよりますが、定番アイテムがいくつかあると思います。毎日のルーティンというか、毎日の当たり前をどこにいってもやることで、落ち着いて仕事に向かえる。

 

私は、出張に行く時にいつも飲んでいるお茶(ティーバッグ)を持っていきます。もちろんホテルや宿にはアメニティとしてティーバッグやペットボトルの飲み物がすでに置いてあることがほとんど。お茶が無いかもしれないから持っていくというよりは、「普段のあたりまえを携帯しているような感覚だ。

 

いつものようにお茶を淹れる、いつもの香りが広がる。どこに居てもいつもの場所にいるような、不思議とそんな落ち着きがうまれる。

茶器が違うことで新鮮な気分になる

いつもの茶葉を持って行っても、さすがに湯呑や急須を持っていくことはない。かさばるし重い。そして割れたら悲しい。だから、湯呑や急須は備え付けのものを使う。急須は無いことが多いのでマグカップで淹れて飲むことが多い。

 

先日ふと思った。湯呑やマグカップがいつもと違うだけで、なんか新鮮な気分・感覚になる。不思議だ。いつも通りなのにちょっと新しくて嬉しい。ただ、気分が違うのか、水質や温度が違うのか、正確には分からないが、なんか良い。

 

ちなみに湯呑に取っ手が無いのは、お茶を淹れるのに適した温度が湯呑を持てる熱さ」だからだそうな。マグカップだと熱さ分からなくて「熱っ」てなることもありますよね。

お茶はニュートラルな自分にしてくれる

新しい環境や、忙しい毎日、ストレスの多い状況下で、お茶は心を落ち着かせ、リラックスさせてくれる。バランスを保つことは複雑で難しいことも多い。

 

自然体でいることって意外と難しい。同じ様に接していても気を使っていたり、気取っていたり、飾っていたりする。相手に合わすことでいつの間にか疲れてしまっているという事はないでしょうか。

 

そんな時、休憩をつくることは、余裕をつくりニュートラルな自分に戻してくれます。私はお茶を飲むことがフラットな自分に戻るきっかけになっているように思います。

その時々のお茶を楽しむ

高速のサービスエリアや出張先の飲食店、泊まるホテル、その土地や場所ごとにお茶の味や香りが違うのもまた面白い。飲んだだけで品種や産地までは分からないが、「ここのお茶はこういう色のお茶なのかぁ」「結構熱めだな」「食事中と食後は違うお茶を出すのかぁ」「この湯呑カッコいいな」などちょっと気にすると違いや変化が楽しくなる。

 

お茶を飲んで「わぁ、美味しい!」と思ったら、話を聞けそうなら聞いてみたいが、忙しそうだし聞いたことはまだ無い。いつか聞いてみたい。そしてお土産に買って帰りたい。

 

心がざわついたり、落ち着かない時はいつものお茶を飲んでみる。今度の出張や旅行にいつも飲んでいるお茶を持っていってはどうでしょうか。

余談ですが

泊まる所って、コーヒー豆は置いてるけど、茶葉は置いてないって事多いですよね。なんでかなぁ。後片付けとかが大変だからかなぁ。地元の茶葉とか置いてたら嬉しいのにな。普段お茶を飲まない人が淹れて飲んだりしないかな。抹茶を点てるセットとかあったら凄いけどな。宿のコンセプトとかあるとは思うけど。

 

ウェルカムドリンクがお茶だったり、フロントで「モーニングのお飲み物は、煎茶にしますか?ほうじ茶にしますか?それともくき茶にしますか?抹茶を点てるセットもございますがいかがですか?」「お茶の飲み比べできますよ」なんて聞かれる事を妄想したり。

 

あるのかな。私が知らないだけかな。まぁ余談でした。

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