
お茶と私と、パパパパパ
\この記事をシェア/
『オールインワン』
複数の必要なものをひとつにまとめたもの。ファッションだと上下がつながっている衣服。化粧品だと、化粧水・美容液・乳液・クリームなどの役割を1本にまとめたもの。
使ってますか?オールインワン。
サプリメントもオールインワンのようなものかな。必要な栄養素をまとめてとれるという意味では。完全栄養食もそうだよね。除菌消臭洗浄する洗剤もオールインワンだよね。あ、10得ナイフもそうだよね。ナイフとかハサミとかドリルとか、爪切りとかワインオープナーとかこれでもかってくらいオールインワンだよね。
いや、もうスマホなんて大オールインワンでしょ。なんだか、ホールインワンみたいに聞こえてきたけど。今日はそんなこんな茶話。
「お茶と私と、パパパパパ」
コスパとタイパ
オールインワンのメリットは、なんといってもコスパとタイパでしょうか。
コスパ=コストパフォーマンス(費用対効果)
“金銭”に対する効果や満足度|低い費用で高い効果が得られる度合い
タイパ=タイムパフォーマンス(時間対効果)
かかった時間で得られた満足感や効率
少ない費用と時間で効率的に効果を得る。デジタル技術の進歩や普及で、様々な物事のスピードが早くなっています。でも、だからといって空いた時間がたくさんできているようにはあまり感じない。次から次にやらないといけないことが生まれているからかな。
自分の身の回りの処理能力は上がっているけど、自分はどうかな?と思うこともあります。無理やりその速度に合わせようとしているのではと。あると便利なんだろうけど、今あるもの以外に本当にそれは必要なのかなって。自動◯◯◯とかね。
登場してますスペパ
スペパ=スペースパフォーマンス(空間対効果)
コスパ、タイパに続いて出てきた考え方。限られた空間を有効活用する方法や物、考え方、概念。限りある空間をどう使うか。シェアスペースやシェアキッチンもそうなのかな。
マネパやウェルパってのもあるらしいよ
マネパ=マネーパフォーマンス
スマートなお金の使い方や管理する。お金に関する新しい価値観。テクノロジーを活用した新しいお金との向き合い方。必要なお金を用意しなくても後払いや分割払いで、ほしいものを手に入れながら払っていく。現金を使う事が本当減りましたよね。
ウェルパ=ウェルビーイングパフォーマンス
ウェルカムパーティーのほうじゃなくてね。肉体的、精神的、社会的、経済的に満たされた状態の事。ウェルビーイングは持続的というニュアンスが含まれています。
改めて『わざわざ』を大切にする
わざわざな事をやってみる。
焼かれた肉ではなく、自分で焼いて食べる。コーヒーはインスタントじゃなくて豆から挽いてみる。エスカレーターじゃなく階段を使ってみる。早めに出てスマホを使わず、目的地まで行ってみる。
LINEじゃなくて手紙を出してみる。掃除機じゃなくホウキを使ってみる。お味噌を手作りしてみる。テレビじゃなく景色を眺めてみる。スーパーじゃなく、山菜を採りに行く。
そこには、コスパやタイパという言葉では説明できない『贅沢』があるはずだと思います。
だからこそ私はお茶を淹れる
目的はコスパでもなくタイパでもない。ただお茶を飲みたいのであればペットボトルのお茶を買う事で、時間は短縮される。茶葉で淹れるお茶だと湯呑みや急須、後片付けだって必要になる。
しかし、お茶を飲む事はビジネスではなくプライベートだ。自分や大切な人を思う時間だ。効率ばかりを考えてたら窮屈じゃないだろうか。ちょっと遠回りや寄り道があっていいじゃないか。オールインワンや全自動は楽でいいけど、全手動もいいじゃないか。
効率ばかりを求めたら、もうね、オールインワンで潤っているはずなのに、心がパサパサになってしまうんじゃないかって。楽しさとか贅沢は『ムダから生まれる』し、そう感じる。
だからこそ私はお茶を淹れる。
コスパ、タイパ、スペパ、マネパ、ウェルパ。
今日はパが多めになってしまいましたが、
金曜日、やることパッパと済ませて、
まぁ、パァーっと茶っパで茶淹れて一服しましょ。