お茶と私と、緑色 - 知覧茶専門店 YOGŪ

お茶と私と、緑色

お茶と私と、緑色

最近、パーソナルカラーや占いなどでも、色の持つちからが見直されつつあります。

皆さんは普段、どんな感覚で色を取り入れていますか?

本記事では、お茶のカラーでもある「緑色」にフォーカスし、色彩効果、緑色にまつわるあれこれをお伝えしていきます。

緑色にそこまで惹かれないという方でも「箸休め」のような感覚でお読みいただけますので、ぜひご覧くださいね。

 

リラックスに導く、緑色のちから

各メディアが調査している「好きな色ランキング」でも、必ずと言ってよいほど上位にランクインする緑色。
やはり「リラックスできるから」という理由で好まれることが多いようです。

リラックスの秘密は「眼への優しさ」でした。私たち人は「眼に入る光」によって、色を分別しています。

光は「波」の1つであり、波長(波の長さ)が長くても短くても、眼に負担がかかります。しかし緑色は、波長が長すぎず短すぎない「中間」のため、人の眼に最も優しい色なのです。

例えば、学校生活でお馴染みの「黒板」も、そんな隠れた配慮があって、緑色が採用されてきたのですね。

「黒板なのになぜ緑色なの?」と疑問が湧く方もいるかもしれません。
調べてみたところ、もともと黒板は「海外」から持ち込まれたのですが、緑色ではなく黒色だったそうです。

英語の名称「BLACK BOARD」が直訳されて、黒板と呼ばれるようになったのだとか。

最近では、電子黒板も増えてきていますが、そんな背景を知るのも面白いですよね。

 

緑色といえば・・・? 3つ思い浮かべてみた

1.新緑

真っ先に思い浮かぶのは「新緑」ではないでしょうか?

お花見の時期は終わってしまいましたが、新緑の桜並木の中を歩くのも、気分が爽やかになってよいものです。

5月の時候のあいさつでは「新緑の候」と言うほど、緑がまぶしい季節なんですよ。

ちなみに、筆者の出身は福島県なのですが、中通りに位置する街「須賀川市」では、桜の見ごろから新緑の時期にかけて楽しめるようにと、毎年期間限定で「こいのぼり」が掲げられます。


2.緑の野菜

毎日の食卓に緑の彩りがあると、より一層美味しさが感じられるものです。

料理が得意とは言えない筆者は、パセリなどの彩りに頼ることもしばしばですが、緑は「美味しくみせる魔法」のようにも感じます。

見た目だけでなく栄養も豊富で、例えば、春が旬の「アスパラガス」には「GABA」というリラックス成分が含まれているんですよ。

そもそも、緑色というだけでリラックスできますが、そんな豆知識を知ると、健康への意識も高まりませんか?


3.緑茶

緑茶は年中美味しくいただけますが、今の季節こそ、積極的に取り入れることをオススメします。

それは、新茶フィーバーがやってきているからです・・・!

2024年は、5月1日に「八十八夜(立春である2月3日から数えて88日目の日)」を迎えます。八十八夜の日は、公益社団法人日本茶業中央会において「緑茶の日」と制定されており、新茶を摘む季節なのが由来になっています。

うるう年かどうかで日付は変動しますが「5月の始まり頃」と覚えておきましょう。

 

5月4日は「みどりの日」 

「みどりの日」のみどりは「自然」を指し、昭和天皇が自然をこよなく愛していたことが、由来になっています。

現在は5月4日に制定されていますが、以前は、昭和天皇の誕生日である4月29日が、みどりの日だったのです。

1989年 昭和天皇崩脚により「4月29日」が、みどりの日に変わる

2005年 みどりの日の法改正が行われる(2007年施行)

2007年 みどりの日が「5月4日」に日付を変更(法改正に基づく)

    4月29日は「昭和の日」とされる。


日付は変わったものの廃止されずに残り、加えて祝日なのも嬉しいですよね。

毎年4月15日から5月14日は「みどりの月間」になっているため、この機会に、自然とのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

緑色は、眼に最も優しい色なので、見ているだけで心が穏やかになります。

これからの季節は新緑がまぶしく、アスパラガスといった緑の野菜も豊富にいただくことができます。

5月は「緑茶の日」「みどりの日」と、緑色づくしの記念日ばかりです。
※緑茶の日は、年によって変動します。

緑色には「リラックスに導く優しさ」「自然との絆の強さ」の大きく2つの特色があるようですね。

なんだかいいかも、緑色。
まずは一杯のお茶から取り入れてみてはいかがでしょうか?

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