お茶と私と、贈りもの
笹田 彩(Aya Sasada)\この記事をシェア/
母である私が選ぶ、暮らしに寄り添う贈りもの
こんにちは。
YOGŪ 茶人の笹田です。
私には2歳と0歳の、2人の子どもがいます。
昔からの友人たちにも子どもが生まれ、
気づけば「モノ」ではなく「時間」を贈り合うことが増えました。

たとえば、こんなふうに。
- 離乳食が始まって大変そうだから、優しい香りのハンドクリームを贈る
- 自分のご飯を作る余裕がなさそうだから、冷凍スープを送る
相手の暮らしを少しだけ想像して、
その“隙間”にそっと置いていくような贈り物。
ただモノを渡すだけではない。
贈り物には、その人を想う時間と、
それを受け取って使う時間の両方が含まれています。
その往復そのものが、あたたかいものだと感じています。
日常の中で育つ「贈る」という感覚

中でも、よく選ぶのがお茶です。
忙しない日々の中で、
ほんの少しでも自分に戻れる時間を持ってほしい。
お茶を贈るということは、
一服する「時間そのもの」を贈ることだと思っています。
私自身も、さまざまな形でお茶や茶器をいただきます。
義母は、夫の地元・長崎で作られている
島原玉緑茶を、メッセージカードと一緒に送ってくれます。
- 無理しないでね
- また電話するね
そんな短い言葉が添えられているだけで、
お茶を淹れる時間が少し特別なものになります。
湯気と一緒に、気持ちがほどけていくような感覚です。
もらって嬉しかった贈り物
実際にいただいて、暮らしの中で長く使っているものをご紹介します。
シェーカートレイ

お茶の時間は、道具で大きく変わります。
シェーカートレイは、19世紀にシェーカー教徒によって作られた曲げ木の道具です。
やわらかな曲線と落ち着いた木の質感が、どんな茶器も受け止めてくれます。
その日の気分で湯呑みを変えながら、
日常のお茶時間に小さな余白をつくってくれる存在です。
茶葉

お茶屋さんにお茶を贈るのは…と、よく一言添えられますが、
実はとても嬉しい贈り物です。
本当に好きなものを共有していただけることは、
その人の感覚ごと受け取るような感覚があります。
今年いただいた新茶は静岡産のもの。
「天下一」という名前は、茶壺に由来しているそうです。
かつて茶の保管に使われていた壺に書かれていた言葉を、
いつか名として残したいと思われていたのだとか。
知覧茶と比べると少し渋みがあり、
どこか懐かしさを感じる味わい。
湯の中で揺れる毛茸(もうじ)が、光の粒のように見えるのも印象的でした。
私が贈りたいもの
ここからは、YOGŪとして「贈りたい」と思うものです。
YOGŪ サーモボトル 500ml

ヨガをしている友人に贈りたい一本。
呼吸が整ったあとに、
すっと身体に入ってくるようなやさしいお茶の香り。
直飲みタイプですが、縁が滑らかに仕上げられているため、
口当たりがとてもやわらかく感じられます。
日常の水分補給が、少し丁寧な時間に変わるボトルです。
多用途で使える器

暮らしの中で気づけば選んでいるのは、
「ひとつでいくつも役割を持つもの」。
兵庫・鼓ヶ滝のうつわ屋「nuuk」での催事で出会った器です。
普段はカトラリースタンドとして。
ひっくり返せば高台としても使える設計。
中国茶の時間にも使える柔らかい佇まいで、
空間に静かな余白をつくってくれます。

YOGŪ ビール缶型グラス
お茶だけでなく、日常の飲み物にも寄り添うグラス。
350mlの缶ビールがそのまま入るサイズで、
泡を眺める時間が少し豊かになります。
また、ペン立てとして使えばデスクにも軽やかなリズムが生まれます。


まとめ
お茶や茶器は、ただのモノではなく、
「時間を贈るための道具」だと感じています。
忙しい日々の中に、
ふっと立ち止まれる瞬間を差し込むこと。
それが、贈り物の本質なのかもしれません。
皆さんにとって、
大切な人に贈りたいものは何でしょうか。
この文章が、誰かを想うきっかけになれば嬉しく思います。
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来客先で、湯呑のお茶をいただいた日。一杯の湯呑に教わった、「時間を贈る」ということ
折尾 祐希(Yuki Orio)訪問先でいただいた一杯の湯呑のお茶。あえて「お茶を淹れる」という選択に込められた優しさと、私たちが届けたい穏やかな時間について。
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仕事で贈るのは、モノではなく「時間」かもしれない。
折尾 祐希(Yuki Orio)ビジネスの贈りものに「どんな時間を贈りたいか」を添えてみる。タイパ重視の時代だからこそ、あえてお茶を淹れる遠回りな時間を。
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