「緑茶と紅茶は同じなの?!」
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先日あったお茶話での一言。
「緑茶と紅茶は同じなの?!」
私も緑茶と紅茶は全く別物だと思っている時期もありました。味も香りも色も違いますしね。そもそも名前も違います。
両方とも原料は茶の樹(チャノキ)。同じ茶葉から作られます。
緑茶・烏龍茶・紅茶・プーアル茶もそうです。はじめて聞く方はビックリされるかたが多いかもしれません。
同じ原料なのに、なぜあんなにも味や香りが違うのでしょう。
その違いをもたらしているのが「加工方法」です。
詳しく言うと「発酵度の違い」によって変わってきます。もちろん産地による環境の違い、生産者や加工業者によっても違いが出てきます。
【発酵度】
緑茶:不発酵茶(最初に火にかけ発酵を止める)
紅茶:完全発酵茶(最終段階まで発酵させる)
加工方法であんなに変わるってお葉の可能性をものすごく感じますね。よっ!お茶!さすがっ!
お茶は飲む文化の違いもありますね。緑茶は日本や中国などのアジアの国々で広く飲まれています。
一方、紅茶はイギリスやインドなどの国々で広く飲まれています。
したがって、お茶と紅茶は、どちらも茶葉を湯で抽出した飲み物ではありますが、お茶はアジアで一般的に飲まれ、紅茶はイギリスやインドなどの国々で広く飲まれているという違いがあります。
紅茶も緑茶も違っているようで実は似ている。でも違う。面白いですね。
旬のお茶、お茶の時間、大切にしたいなと改めて思うのでした。